営業職がつらいあなたへ|続けてわかった人生最大の収穫 byリストル

営業職がつらいあなたへ|続けてわかった人生最大の収穫 byリストル

営業リストアドバイザーJIRO

公開予定2025年7月9日 10:00

はじめに|「営業」という仕事は、宝探しの旅だった

営業職って、正直つらいですよね。
朝から数字に追われ、電話をかければ断られ、訪問しても門前払い。
「これって、誰のための仕事なんだろう?」
そんなことを、僕も何度も考えました。

同期は次々と辞めていきました。
「あいつ、別業界で活躍してるらしいよ」とか、「今はもうフリーだって」なんて噂も耳に入ってくる。
そのたびに、自分がこの仕事を続けている意味がわからなくなる——そんな時期も、確かにありました。

でも、ある日ふと気づいたんです。
「この仕事を通して、手に入れたものって、意外と大きいな」って。

それは表彰状でも、ノルマ達成でもなく、
“人としての誇り”とか、“誰かの役に立てた実感”とか、“やりきった記憶”とか。
成績表には載らない、でも一生ものの“宝物”が、ちゃんと積み重なっていたんです。

本記事では、営業という仕事を通して僕が得た“人生最大の収穫”について、
飾らず、カッコつけず、ありのままに語っていきます。

「辞めたい」「もう限界かも」と感じている、あなたの心に、
そっと届けば嬉しいです。

第1章|「ありがとう」が自分の存在価値を教えてくれた

営業マンとして駆け出しの頃、毎日が苦痛でした。
断られるのが当たり前、アポが取れても門前払い。
名刺を受け取ってもらえただけで「今日はラッキー」と思える日々。

そんな僕にとって、営業は“試練”でしかありませんでした。


ある中小企業の社長との出会い

その日も、20件近く飛び込み営業をして全滅。
「あと1件だけ…」と訪れた鉄工所の社長さんに、
なぜかじっくり話を聞いてもらえたんです。

話が終わった後、こう言われました。

「なんか、お前の話、下手だけど真っすぐだったわ。
うちは今すぐには無理だけど、困った時は声かけるよ」

その一言で、胸が熱くなったのを今でも覚えています。


そして3ヶ月後、1本の電話が鳴った

あの鉄工所の社長から電話がありました。
「例の話、ちょっと相談したいんだけど」
そこから実際に商談が決まり、契約に至ったのです。

契約の時、社長が僕にかけてくれた言葉。

「営業って大変だろ?でも、お前みたいなのが来てくれて、うれしかったよ。ありがとうな」

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この「ありがとう」が、僕の心の支えになりました。
どんなに数字が悪くても、上司に怒られても、
“誰かのために動いたことで感謝された”
それだけで、「自分の存在価値」を実感できたのです。


 成績よりも価値ある「誰かに届いた」という実感

営業という仕事は、数字で評価されがちです。
でも、僕が初めて「営業をやっててよかった」と思えた瞬間は、
数字じゃなく、“言葉”でもらった報酬でした。

  • 成約してなくても
  • 商談がうまくいかなくても
  • 一生懸命やったことが、誰かの心に届いた

この経験が、僕にとっての“営業の原点”になりました。

第2章|「人を信じる力」が育った瞬間

営業職は、個人プレーに見えるかもしれません。
でも本当の意味で成果を出すためには、「チーム」としての力が欠かせません。

それに気づいたのは、僕が2年目に大きな失敗をしたときでした。


 大型案件での痛恨のミス

ある地方自治体との大型案件。
僕が担当を任されたのですが、スケジュール管理が甘く、提出期限を見落としてしまいました。

何百万円規模の契約が白紙に——。
顧客にも、上司にも、チームにも、多大な迷惑をかけてしまいました。

正直、辞めることまで考えました。
「これ以上、会社にいても迷惑だろう」と。


 その時、手を差し伸べてくれたのは同僚たちだった

「お前ひとりの責任じゃないよ」
「むしろ、このミスを活かせるのが、俺たちのチーム力だろ」

そう言ってくれたのは、僕より年下の後輩でした。
さらに、別の案件を担当していた先輩が、
「次、一緒に動こう。サポートするから」と申し出てくれた。

…人間、泣きそうになると、本当に何も言えなくなるんですね。

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失敗して初めて育った「人を信じる力」

この一件で僕は、「誰かを頼る」「仲間を信じる」という感覚を初めて知りました。

  • ひとりで抱え込まず、相談する勇気
  • 誰かの手を借りて、もう一度立ち上がる強さ
  • そして、今度は自分が“支える側”になる決意

この経験から、営業成績よりも大きな“信頼”を学びました。
数字は一時的。でも、信頼は何年経っても残ります。

営業の現場にこそ、本物の「チームワーク」がある。
それを体感したのが、この時でした。

第3章|「成果」は目的じゃなく、“成長”の証だった

「数字がすべて」
営業職にいると、耳にタコができるほど聞く言葉です。

たしかに、数字は大切。成果がなければ、会社も給料も続かない。
でも、ある時ふと思ったんです。
「この数字って、何のために追いかけてるんだろう?」


数字が出ているのに、心が空っぽだった時期

営業3年目、僕はある程度の成果を出せるようになっていました。
毎月のノルマは安定して達成。上司からも評価され、後輩の指導も任され始めた頃です。

でも、何かが足りない気がしていました。
達成しても達成しても、「次の数字」が目の前に置かれる感覚。
心のどこかで、ずっと疲れていたのかもしれません。

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 “数字の先”にある意味を探し始めた

そんな時、とあるセミナーで言われた言葉にハッとしました。

「成果は目的じゃない。それは“あなたがどう成長したか”を示す証だよ」

その言葉を聞いてから、僕の中で営業に対する考え方が変わり始めました。

  • 今月の数字は「どんな工夫をしたか」の結果
  • 上手くいかなかった理由も、次のヒントになる
  • 成果とは“通過点”であって、ゴールじゃない

数字を「成果」ではなく、「成長のフィードバック」として見られるようになったんです。


 数字が怖くなくなった瞬間

それからは、数字に対するプレッシャーが軽くなりました。
追いかけること自体が“しんどい”のではなく、
意味を見失っていたことがつらかっただけだったと気づいたからです。

営業成績は、他人と比べるものではなく、
「昨日の自分」との勝負だと、ようやく思えるようになりました。

第4章|「続けてきた自分」が何よりの誇りになった

営業という仕事を続けて15年。
振り返れば、華やかな成績や表彰歴よりも、「辞めなかったこと」が一番の誇りかもしれません。


 積み重ねただけの時間が、最強の武器になった

新しい知識も、営業トークも、提案のスキルも、
最初は全部“他人のマネ”から始まりました。
でも、続けていくうちに、それらは“自分の言葉”になっていきます。

  • 商談で相手の気持ちを察する力
  • クレームの本音を聞き取る耳
  • 提案書の一文に込める思いやり

これらは、何年もかけて培ってきた“自分の力”です。


「続けた先にしか見えない景色」がある

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営業の世界には、いつでも「辞めたくなる瞬間」が転がっています。

  • ノルマ未達で呼び出された時
  • 顧客に理不尽に怒られた時
  • 家族との時間が取れず、自己嫌悪に陥った時

それでも続けたからこそ、
「あなたが担当で本当に良かった」と言ってもらえた。
新人から頼られ、「一緒に頑張りましょう」と声をかけられるようになった。

続けたから、得られた景色。
それが、今の僕の誇りです。


そして今、営業という仕事が好きだと言える

苦しい時期もあったけれど、振り返ると全部が財産でした。
営業は、人と向き合い、自分とも向き合う仕事。
だからこそ、成長できたし、何より「人として深くなれた」と思えるのです。

まとめ|営業という旅の途中で見つけた、本当に大切なもの

営業という仕事は、つらいことも多い。
成果に追われ、断られ、時には自信をなくし、人間関係にも悩む。

だけど——それでもこの仕事を続けてきて、僕は思うんです。

「営業って、人生で一番“人間らしさ”を学べる仕事だ」と。


  • 誰かに「ありがとう」と言われた時の嬉しさ
  • 失敗した時に支えてくれる仲間のあたたかさ
  • 自分なりの言葉で、相手の心に届いた手ごたえ
  • 何より、「ここまで続けてきた自分」への誇り

成績表には載らない。履歴書にも書けない。
でも、それこそが営業という仕事で手に入れた、“最高の宝物”だったのかもしれません。

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もし今、つらいと感じている営業パーソンがいるなら——
あなたが歩いているその道の先にも、
きっと何かしらの“宝物”が待っているはずです。

そしてそれは、続けた人だけが見られる景色でもあります。

営業職、悪くないですよ。
むしろ、ちょっといいかもって思えたら——それが最初の一歩かもしれませんね。


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