新人営業マン奮闘記!ドジで泣き虫な僕が成長するまで―byリストル

はじめに:ドジで泣き虫な僕が、営業の世界に飛び込んだ日

僕は、自分でも驚くくらい、営業に向いていない人間だった。
人と話すのが苦手で、電話も怖くて、声が震えるほど。そんな僕が、なぜか営業職を選んでしまった——いや、選ばざるを得なかった、というのが正しいかもしれない。

新卒で入った会社の配属先が「営業部」。正直、配属を聞いた瞬間、胃がキリキリと痛んだ。
でも、その日から、僕の“成長物語”が静かに始まったのだ。

最初は失敗ばかり。電話をかけては切られ、名刺交換で手が震え、上司には怒られ…。
けれど、ある日、小さな「ありがとう」が僕を変えた。そして、営業という仕事の“本当の意味”を知った。

これは、ドジで泣き虫だった僕が、少しずつ変わっていくストーリー。
今、自信をなくしかけているあなたへ、
「大丈夫、あなたもきっと変われるよ」と伝えたい。

第1章:「営業って、こんなにツライの…?」〜新人あるある失敗の日々〜

社会人1年目、営業としての最初の1週間は、僕にとって“地獄”だった。
配属初日、先輩たちは颯爽と電話をかけ、外出し、笑顔で商談から戻ってくる。
一方で僕はというと、内線すら緊張で声が震え、外回りの足取りは鉛のように重かった。


🔸 初めてのテレアポで声が裏返る

営業と言えばまず「テレアポ」だ。
上司に言われて電話帳のようなリストを前に受話器を握ったけど…
「お、お世話になっております、○○社の……」——そこで声が裏返った。

相手に怪訝な声で「あの、どちら様?」と聞き返され、パニックになりながら電話を切った。
隣の席の先輩がチラッと見た気がして、顔から火が出るほど恥ずかしかった。

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🔸 初訪問は“汗と涙の名刺交換”

ようやく取れたアポで、人生初の訪問営業。
駅から歩いて汗だく、緊張で手が震え、名刺交換のとき——名刺を落とした。
「…失礼しました!」とあわてて拾い、すでに気まずい空気。

相手の社長は優しかったけど、帰り道で自己嫌悪に陥った。
「なんで、こんな簡単なこともできないんだ…」


🔸 成果ゼロ。数字に押し潰される毎日

営業部では、毎朝アポ件数や訪問数をホワイトボードに書き込む習慣がある。
僕の列だけ、ずっとゼロが並んでいた。

「焦らなくていいよ」と言われても、周りが結果を出していると、
「自分だけ取り残されてる気がして」余計に辛くなる。
一人トイレにこもって、ため息ばかりついていた。


🔸「自分だけができない」って思ってた

どこかで“新人は失敗して当然”って分かってるつもりだった。
でも、毎日失敗が続くと、そんな言葉も心には響かなくなる。

「あれ…もしかして俺、営業に向いてないのかも…」
「このままじゃ、毎日怒られて終わるだけだ…」

自信は地に落ち、心もすっかりすり減っていた。
それでも、何とか今日も出社する。
それが、この時期の僕にとって唯一の“前進”だった。

第2章:ズタボロの僕にかけられた、先輩の一言

それは、ある雨の日だった。
朝のロープレでミスを連発し、上司に怒鳴られ、午後にはアポをすっぽかされて…。
気づけば心も体もズタボロで、傘を忘れたまま会社に戻ってきた。

濡れたスーツのままの僕を見つけた先輩が一言だけ、こう言った。

「俺も、最初そんな感じだったよ。」

その言葉に、僕は驚いて顔を上げた。


🔸「え?あの先輩が…?」

彼は、部署でもトップクラスの営業成績を誇る人。
話もうまくて、上司からの信頼も厚い。
正直、僕とは“別世界の人”だと思っていた。

でも、彼は笑いながらこう続けた。

「俺なんてさ、初訪問で名刺忘れて、お客さんに手書きで書いて渡したことあるからね。
その後、二度と来るなって言われたよ(笑)」

僕は思わず、吹き出してしまった。

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🔸「失敗しない営業なんて、いないよ」

「俺たち、最初は“失敗を覚える仕事”だよ」
そう言って、先輩は自分の新人時代の話をしてくれた。

・電話が怖くて100件かけても1件もアポが取れなかったこと
・上司に泣かされて、ビルの裏で泣いてたこと
・でも、諦めずに出社し続けたこと

「今思えば、あの頃が一番しんどかったけど、一番伸びた時期だったかもな」

その言葉に、胸がじんわりと熱くなった。


🔸 変わるきっかけは、いつも“誰かの言葉”

僕は、その日初めて「完璧な人なんていないんだ」と思えた。
そして、「自分もいつか、誰かにそう言えるようになりたい」とも思った。

それは、営業のスキルではなく、**人として“認められたような気持ち”**だった。
僕の中で、何かが少しだけ動いた瞬間だった。


🔸 小さな目標から始めてみよう

その日から僕は、“成果”ではなく、“行動”に目標を変えてみた。

  • 朝のロープレで1回笑って終える
  • 訪問前に相手の社名を3回唱えてから入る
  • 電話の最初の一言だけは元気よく言う

完璧じゃなくていい。小さな成功でいい。
そう思えたことが、何よりの一歩だった。

第3章:初めての“ありがとう”が、僕を変えた

その日は、朝から嫌な予感がしていた。
担当していた顧客から、クレームの電話。
内容は、僕が提出した資料に間違いがあったというものだった。

「話が違うじゃないか!」
電話越しの怒鳴り声に、手が震えた。
何度も確認したはずなのに…。僕は頭が真っ白になった。


🔸 震えながらの謝罪訪問

上司に報告すると「今すぐ行って、謝ってこい」と言われた。
慌てて書類を抱え、先方の会社へ向かう。足取りは重い。
「怒鳴られたらどうしよう」「契約、切られたら…」——そんな不安で頭がいっぱいだった。

応接室に通されると、相手は冷たい目でこちらを見た。
僕は深く頭を下げて、言葉を絞り出した。

「この度は、本当に申し訳ございませんでした。
完全に私の確認不足です。ご迷惑をおかけしてしまって…」

10秒ほどの沈黙。
やがて先方は、ふぅとため息をついて、こう言った。

「…そこまで言うなら、もういいよ。今度から気をつけてくれ」

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🔸 その後の変化

その後、修正資料を提出し、商談は何とか継続。
帰り際、そのお客様が、こう付け加えた。

「若いのに、よく来たね。謝るって、簡単なようで難しいことなんだよ」

胸が熱くなった。
“営業は怒られるもの”とどこかで思っていた僕にとって、
この“ありがとう”のような言葉は、あまりにも優しかった。


🔸 営業って、数字だけじゃない

この経験を通じて僕は気づいた。

営業という仕事は、人と人との信頼で成り立っているということ。
失敗しても、正直に、誠実に対応すれば、相手は分かってくれることがある。
数字に追われる毎日でも、“心が動く瞬間”は、確かにある。


🔸 僕の中で、何かが変わった

この一件以来、僕は“ただ売る”ことより、
“ちゃんと向き合う”ことを意識するようになった。

  • 相手の話を最後まで聞く
  • 資料は「わかりやすさ」を優先する
  • トラブルが起きたら、逃げずに話しに行く

小さなことかもしれないけど、
“ありがとう”をもらえた経験が、僕の価値観を変えた。

第4章:僕にもできた!小さな成功体験と、変わり始めた日常

「営業に向いていないかもしれない」
そう思い続けていた僕にも、少しずつ変化が訪れ始めた。

大きな理由はない。派手な成果でもない。
でも、それは確かに「僕にもできた」と思える、小さな成功だった。


🔸 名前を覚えて、笑顔で呼ぶ

ある日、何気なく訪問先の受付の方に「〇〇さん、いつもありがとうございます」と声をかけた。
するとその方がにっこり笑って、こう言ってくれた。

「あら、名前覚えてくれてるのね。うれしいわ」

それがきっかけで、次の訪問からスムーズに応接室に通してもらえるようになった。
大したことじゃない。でも、こういう“関係性”が、営業にはとても大事だと知った。

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🔸 資料に一言メモを添える

見積書に、「◯◯様のご要望を反映しました」という手書きの一言を添えてみた。
それだけで、「細かいところまで気にかけてくれるんだね」と言われた。

デザインスキルもプレゼン能力もない僕にできたのは、
**“相手の気持ちを想像すること”**だった。


🔸 アポ率が上がり始めた

不思議なことに、そうした小さな工夫を重ねるうちに、
テレアポでも少しずつ話を聞いてもらえるようになってきた。

「なんか、感じいいね」
「頑張ってる感じが伝わるから、1回会ってみるよ」

それは、技術ではない。“気持ち”が伝わった結果だった。


🔸 営業が「怖い」から「面白い」へ

気がつけば、僕は毎朝、
「今日はどんな人と出会えるだろう」とワクワクするようになっていた。

もちろん、失敗もある。怒られることもある。
でも、“会話が続いた” “笑顔を見せてくれた”——そんな小さな成功が、僕の心を支えてくれた。


🔸 成果よりも、「自分の成長」が嬉しかった

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初めてアポが取れた日。
初めて受注できた日。
もちろんうれしかったけど、それ以上に、

「昨日よりも少しだけ、自分を好きになれた」

そんな実感が、僕にとって一番のご褒美だった。

まとめ:ドジで泣き虫だった僕へ、そして未来のあなたへ

営業の仕事は、誰にとっても決して簡単な道じゃない。
それが、内向的で不器用で、自信のなかった僕にとってはなおさらだった。

何度も失敗して、泣きたくなって、やめたくなって…。
でも、そのたびに誰かの言葉や、ささやかな“ありがとう”に救われてきた。

今振り返れば、僕を変えてくれたのは、
特別な才能でも、奇跡的な出来事でもない。

それは、
「逃げずに出社したこと」
「もう一度、電話をかけてみたこと」
「震える声でも、ちゃんと謝ったこと」——

そんな、小さな勇気の積み重ねだった。


そして、今この記事を読んでくれているあなた。
きっとどこかで、僕と同じように「向いていないのかも」「自分だけできていない」と悩んでいるのかもしれない。

でも、大丈夫。
営業に向いてるかどうかなんて、最初から決まってるわけじゃない。

僕が変われたのだから、きっとあなたにもできる。
少しずつでいい。今日より明日、1ミリでも前に進めたら、それは立派な成長だ。

いつかあなたが振り返ったとき、
「あの頃が一番しんどかったけど、一番成長できた」——そう思える日が、きっと来る。

🌱「ドジで泣き虫な僕」が、今ではちょっとだけ胸を張って言える。
「営業って、悪くないよ」って。

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