部下に伝わる言葉、伝わらない言葉──リーダーの話し方改革 byリストル【#288】

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目次

  1. はじめに
  2. 第1章:「正しい言葉」より「届く言葉」を選ぶ
  3. 第2章:アドバイスは「命令形」ではなく「問いかけ」に変える
  4. 第3章:「評価」と「フィードバック」は分けて伝える
  5. 第4章:リーダーの言葉は「感情」を動かすものである
  6. 第5章:「聞く力」こそが、伝える力を強くする
  7. まとめ

はじめに

「ちゃんと説明したのに、なぜか動いてくれない」
「思いはあるのに、チームに響かない」

──リーダーなら、一度はこんなもどかしさを感じたことがあるはずです。

でも、問題は“内容”ではなく、“言葉の選び方”にあるのかもしれません。
同じことを言っていても、伝わる言葉と伝わらない言葉には、明確な違いがあります。

今回は、チームを動かすリーダーに必要な「伝え方の技術」と「言葉の磨き方」を、5つの視点で解説します。

第1章:「正しい言葉」より「届く言葉」を選ぶ

まず大切なのは、「正しいことを言えば伝わる」と思わないことです。
部下が欲しいのは“正論”ではなく、“共感”です。

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たとえば次のような言い方を比べてみましょう。

❌「この数字じゃダメだよ。もっと頑張らないと」
✅「この数字まできたのは大きな一歩だね。次はどこを伸ばせそうかな?」

どちらも内容は同じですが、受け手の心の動きはまったく違います。
前者は“責められた”印象を与え、後者は“自分ごと”として考える余地を残します。

伝える目的は「指示」ではなく「行動を促す」こと。
そのためには、相手の心の位置に言葉を合わせることが何より大切です。

第2章:アドバイスは「命令形」ではなく「問いかけ」に変える

リーダーの言葉で最も大きな差が出るのが、「指示の仕方」です。
特に若手世代ほど、上からの“命令”には敏感です。

❌「これ、明日までに仕上げておいて」
✅「これ、明日までに仕上げるとしたら、どこから進めるのが一番やりやすそう?」

「どうするか」を問いかけるだけで、主体性が生まれ、行動の質が変わります。

さらに効果的なのは、「選択肢」を与えることです。

✅「AとB、どちらの方向性がよさそう?」
✅「やってみるなら、この2つのアプローチのどちらが合いそう?」

問いかけの言葉は、部下の“考える力”を引き出す魔法です。
自分の頭で考えた行動は、指示された行動よりもずっと強く、長続きします。

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第3章:「評価」と「フィードバック」は分けて伝える

伝える力のあるリーダーは、「評価」と「改善アドバイス」を決して一緒にしません。
よくある失敗は、せっかく褒めたのに、すぐに「でも、ここは…」と続けてしまうパターン。

❌「よく頑張ったね。でも、ここはもう少し工夫できたよね」
✅「よく頑張ったね。ここまでできたのは大きな成長だよ」
(※フィードバックは別の場・別の時間に伝える)

褒めるときは“褒めるだけ”に徹することが大切です。
「でも」をつけた瞬間、褒め言葉は“前置き”に変わってしまいます。

また、フィードバックの言い方にもポイントがあります。

❌「ここがダメだったね」
✅「次は、ここをこう変えるともっと良くなると思うよ」

批判ではなく“未来の提案”として伝えることで、部下は前向きに受け止めやすくなります。

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第4章:リーダーの言葉は「感情」を動かすものである

人が本当に行動を変えるのは、理屈ではなく“感情”です。
そのため、リーダーの言葉には「感情のスイッチ」を入れる工夫が必要です。

例えば、次のような違いを意識してみましょう。

❌「売上を上げよう」
✅「このプロジェクトを成功させて、“あの時の自分”を超えよう」

❌「ミスを減らして」
✅「君がいることで、チームがもっと安心して動けるようになるよ」

感情が動いたとき、人は「やらなきゃ」ではなく「やりたい」と思えるようになります。
“数字”や“タスク”だけでなく、「その先にある意味や価値」を言葉にできるリーダーほど、チームを力強く動かせるのです。

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第5章:「聞く力」こそが、伝える力を強くする

最後に、最も大切なことをお伝えします。
それは、「伝える力」は“聞く力”とセットで初めて機能するということ。

部下の考えや悩みを聞かずに、一方的に言葉を投げても、心には届きません。
「どんな気持ちでいるのか」「どこにつまずいているのか」を理解してこそ、最適な言葉が選べるようになります。

1on1や雑談の時間を大切にして、日頃から“心の温度”を感じ取ること。
それが、すべてのコミュニケーションの出発点です。

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まとめ

いかがでしたか?
言葉は、ただの情報ではなく“行動を変えるスイッチ”です。

  • 「正しい言葉」ではなく「届く言葉」を選ぶ
  • 命令ではなく「問いかけ」で主体性を引き出す
  • 褒めるときは褒めるだけに集中する
  • 感情を動かす言葉で行動のエネルギーを生む
  • 聞く力を育て、最適な言葉を見つける

この5つを意識するだけで、チームの空気は驚くほど変わります。
言葉はリーダーにとって最大の“武器”であり、“信頼”の橋でもあります。
あなたの一言が、部下の背中を押す力になることを、ぜひ体感してください。


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