目次
- はじめに
- 第1章:ドラえもんは「相手の気持ちを受け止める天才」
- 第2章:「のび太目線」で提案している
- 第3章:「道具を出す前に、のび太を巻き込む」
- 第4章:「使い方」までセットで伝える
- 第5章:「未来を一緒に描いている」
- まとめ
はじめに
「ドラえも〜ん!助けて〜!」
そんなのび太の叫びから始まるおなじみの流れ。
未来の道具を出してくれるドラえもんは、まさに“提案の達人”です。
でもよく見てみると、ただ道具を出しているだけじゃない。
のび太の気持ちを動かして、行動に導く力を持っているんです。
今回は、あの“ドラえもん式コミュニケーション”から、
私たちビジネスパーソンが学べる「提案力」のヒントを探っていきましょう。
第1章:ドラえもんは「相手の気持ちを受け止める天才」
のび太が泣きついてくると、ドラえもんはまず「どうしたの?」と聞きます。
すぐに「じゃあこうしよう!」とは言わない。
“まず共感する”ことから始めているんです。
たとえば、のび太が「テストで0点だった」と泣けば、
「またやっちゃったの?」と言いつつも、表情や声は責めていません。
あくまで、“共感7割・指摘3割”のバランス。

この姿勢が、のび太を安心させ、「話を聞くモード」に切り替えさせているのです。
営業や企画の場面でも同じことが言えます。
相手が抱える課題をいきなり分析する前に、
まずは「そうなんですね」「それは大変でしたね」と受け止める。
それだけで信頼の空気が生まれます。
ドラえもんのすごさは、“共感のあとに提案する”順番を守っているところにあるのです。
第2章:「のび太目線」で提案している
ドラえもんの提案が響く理由は、いつものび太目線で語っているからです。
例えば、
「勉強しなさい」ではなく、
「“暗記パン”があれば楽しく覚えられるよ」
「運動しろ」ではなく、
「“タケコプター”で空を飛んでみよう」
つまり、“相手がワクワクする言葉で伝える”ことが上手なんです。
これはビジネスの提案でも同じ。
「この機能が便利です」よりも、
「これを使えば、明日の仕事が30分早く終わりますよ」
「説明」ではなく「想像」を引き出す言葉こそが、提案の力を強くします。
第3章:「道具を出す前に、のび太を巻き込む」
実は、ドラえもんは毎回道具を出しているようで、タイミングを見極めています。
のび太が落ち込んでいるときではなく、少し前向きになりかけた瞬間に出すんです。
これは、相手を「受け身のまま」ではなく「主体的に動かす」ための工夫。
例えば営業で言えば、
「この商品いいですよ」ではなく、
「これ、どう思います?」と一度ボールを渡す。

提案は押し付けではなく、“一緒に考える時間”なんです。
ドラえもんが道具を出す前に少し間を置くように、
相手に考える余白を渡すことで、相手の中に“自分の選択”としての意識が芽生えます。
第4章:「使い方」までセットで伝える
ドラえもんの提案が本当にすごいのは、“提案して終わりじゃない”こと。
のび太に「どうやって使うか」まで教えています。(当たり前と言えば当たり前ですが)
たとえば「どこでもドア」ひとつ取っても、
「開ければどこでも行けるんだよ」
「でも使いすぎると疲れるよ」
と、利便性とリスクの両方を伝える。
営業やマーケティングでも、
「導入後どうなるか」「注意点は何か」まで一緒に提示することで、
相手は安心して決断できます。
提案の本質は“売る”ことではなく、“使ってもらう”こと。
ドラえもんの提案には、その責任感が感じられるんです。
第5章:「未来を一緒に描いている」
ドラえもんがのび太にしていることを言い換えれば、
「未来の可能性を一緒に描いている」こと。
のび太が泣いているとき、
ドラえもんは道具を通して“理想の未来”を見せてあげます。
それは単なる助けではなく、「できるかもしれない」という希望の提示。
ビジネスの提案も同じです。
機能や価格を並べるだけではなく、
「これを導入すれば、こんな未来が待っています」と伝える。
それが本当の提案力です。

まとめ
いかがでしたか?
ドラえもんの提案は、単なる道具の紹介ではなく、相手の心を動かすコミュニケーションの塊です。
未来デパートで仕入れた商品をのび太君にプレゼンするドラえもんの姿はある意味営業マン。
ひみつ道具の紹介には営業のヒントや本質がたくさん隠れているかもしれません。
次ドラえもんを見るときはそういった目線で見てみるのも面白いですね!
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