35℃を超えるとアポ率が下がる?“真夏の営業データ”を勝ちに変える方法 byリストル【#187】

はじめに

「この暑さ、アポ率にも影響してる気がするんだよね…」
そんなボヤき、真夏の外回り営業マンなら一度はつぶやいたことがあるはずです。

35℃を超えるような猛暑日。
スーツは汗で張り付き、移動中は意識が遠のき、取引先もどこか上の空。
そして、何より「今日は来なくてもよかったのに…」という無言の圧が、空気から伝わってくるんですよね(笑)。

でもそれ、本当に“気のせい”なのでしょうか?

今回は、自社や同業仲間から聞いたリアルな営業データや体験談をもとに、
「暑さ」と「営業成果」の相関関係を読み解いてみたいと思います。

そして、その傾向をふまえた上で、

  • どんな時間帯が狙い目なのか
  • どんなトークや心づかいが効果的なのか
  • 暑さを逆手にとってプラスに転じるテクニック

などを一緒に考えていきましょう。

営業って、ちょっとした“読み”が効く世界です。
だからこそ、気温という外的要因を読み解ける営業マンは、夏に強くなる

さあ、暑さに負けない“データ思考営業”の第一歩を、一緒に踏み出していきましょう!

目次

  1. 真夏にアポ率が落ちるのはなぜ?現場の“肌感”とリアルデータ
  2. 何が影響する?時間帯・気温・服装・体調の意外な相関関係
  3. 午前集中型スケジューリングで“勝てる時間”を逃さない
  4. 気温35℃以上でも突破口はある!飲み物・話題・“外回り仲間”の工夫
  5. まとめ:暑さに強い営業は、先読み力とちょっとの余裕でできている

1. 真夏にアポ率が落ちるのはなぜ?現場の“肌感”とリアルデータ

「夏になるとアポが取りにくくなる気がする」
これは、営業現場ではよく聞かれる“あるある”ですが、実際にその傾向は数字にも表れているようです。

ある営業チームの記録によると、
気温が35℃を超えた日と、それ未満の日ではアポ獲得率が最大で20%近く差が出るケースもありました。

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もちろん業種やエリアによって差はあるものの、以下のような要因が複合的に関係していると考えられます。

✅ お客様も“暑いときは受けたくない”心理

猛暑日は、訪問先の担当者も体力を消耗しがち。
冷房の効いたオフィスで涼んでいたい、外出予定も最小限にしたい、そんな心理が働くのは当然です。

特に「新規訪問」や「提案前段階の雑談的なアポ」は、
「今じゃなくてもいいでしょ?」と先送りにされやすくなります。

さらに、真夏はお盆休みや夏季休暇も重なるため、スケジュールの確保が難しくなる時期でもあります。

✅ 営業側の“気力・体力の落ち込み”も見逃せない

自分自身のパフォーマンスにも注目です。
気温35℃超えともなると、朝から汗だく、移動中はヘロヘロ、訪問前には気力を振り絞る――そんな状態では、トークのキレも表情の明るさも落ちてしまいがち。

たとえ予定通りアポが入っていても、“商談の質”が下がるリスクがあるのです。

しかもこの状態が数日続くと、無意識にアポを避けたくなるという心理も。
「今日は移動少なめで…」という選択をしてしまうのは、誰しも経験があるのではないでしょうか?

✅ アポキャンセル・リスケ率の上昇

そして意外と厄介なのが、「直前キャンセルやリスケ率の上昇」。
ある日報を分析すると、猛暑日には:

  • 「体調不良のため…」
  • 「外出が難しくなって…」
  • 「急遽社内対応が入り…」

という理由でのリスケが、平常時より約1.5倍ほど増えていました。

もちろん、体調不良や突発の業務は仕方のないことですが、暑さが意思決定や予定変更に影響を与えることは間違いなさそうです。


こうした“暑さによるアポ率低下”の傾向を理解することが、次の戦略を考える上での大前提になります。

次章では、具体的に「何が成果に影響しているのか」をもう少し深掘りしていきましょう。

2. 何が影響する?時間帯・気温・服装・体調の意外な相関関係

「暑いとアポ率が下がる」と言っても、その原因は一つではありません。
むしろ、複数の“ちょっとした変化”が積み重なって、営業成果に影響しているんです。

ここでは、実際の営業データや現場の声から見えてきた、4つの“隠れ因子”をご紹介します。


✅ 時間帯:14時〜16時は「地雷ゾーン」

猛暑日の14時〜16時は、気温も湿度もピーク。
外を歩くだけで消耗しますし、取引先も昼食後で少し眠い時間帯。

実際、この時間帯に設定されたアポはキャンセル率が高い傾向があります。

💡現場の声:「14時アポが続く日は、帰り道で“魂”が抜けます…」
💡対策:10時〜12時を“ゴールデンタイム”と認識し、アポは前倒しに設定


✅ 気温:35℃超えで「気持ちの余裕」が消える

35℃を超えたあたりから、人の“対応の丁寧さ”が一段階落ちるという分析があります。

  • 話を早く終わらせたがる
  • 雑談に乗ってこない
  • イライラしているように感じる

営業マンが体験した“微妙な空気感”の変化。
それ、実は気温のせいかもしれません(笑)。

💡対策:暑さに共感するトークで「一拍置く」導入が効果的
例:「今日は35℃超えだそうですね…僕の脳みそ、半分溶けてます」など、軽く笑える自虐で空気を緩めましょう。

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✅ 服装:スーツ=「暑苦しい印象」になることも

見た目の暑さって、実は営業印象にも影響します。

  • 真夏にジャケット&ネクタイは“場に合わない”ことも
  • 汗染みのシャツで現れると「気の毒」→「集中できない」に変化

💡対策:相手先の空気に合わせた“半袖・ノータイ”は、マナーではなく戦略
カジュアルすぎず清潔感ある装いが好印象を生みます。


✅ 体調:睡眠不足・軽い脱水で“思考停止”状態に

実は猛暑日は、夜中の気温も高く、睡眠の質が落ちていることが多いです。
その結果、朝から軽く脱水気味でボーッとする、なんてことも。

  • 集中力の低下
  • 忘れ物が増える
  • 会話が単調になる

…こうした症状が、営業の“微差”を奪ってしまうのです。

💡対策:朝のコップ1杯の水+カフェイン控えめ飲料+10分の目を閉じる休憩で回復!


つまり、夏の営業においては、“暑さそのもの”よりも“暑さが生む周囲の変化”がアポ率に直結するということ。

次章では、そんな状況を踏まえて「勝ちに行ける時間と工夫」をご紹介します。

3. 午前集中型スケジューリングで“勝てる時間”を逃さない

「午後になると、アポが減るし、効率も落ちるんですよね…」
そんな夏あるあるを、逆手にとるのが“午前集中型営業”という戦略です。

気温がピークを迎える前の午前中は、

  • 相手もまだ余裕がある
  • 外もギリギリ耐えられる気温
  • 自分のパフォーマンスも高い

と、アポ成功率と商談の質が最も安定しやすい“ゴールデンタイム”なのです。


✅ 午前中を「主戦場」に設定せよ

10時〜12時の枠を「一番大事なアポに充てる」という営業マンも少なくありません。
この時間帯は、相手の集中力が高く、応対も丁寧なケースが多いため、以下のようなメリットがあります。

  • 提案が通りやすい
  • 雑談がしやすく、関係構築に向く
  • 急なリスケが少ない

💡ポイント:「午前中にご挨拶できればと思いまして」と伝えるだけで、嫌がられないどころか、“配慮ある人”と思ってもらえることも。


✅ 午後の「地獄タイム」は“オンライン”を使いこなす

そして午後。特に14〜16時の灼熱タイムには、無理に訪問を入れず、オンライン商談を積極的に活用するのがおすすめです。

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  • 外に出ずに済む
  • 相手もラクなので、案外時間を確保しやすい
  • 移動がない分、スケジュールが立てやすい

💡実例:「午後はWeb中心にして、午前に外回りを集約したら、月のアポ数が1.3倍になった」という声も!

特に気温35℃を超えるような日は、相手も「訪問よりもZoomの方がありがたい」と感じている可能性が高いです。


✅ 午後は「仕込み・準備」にあてることで差がつく

どうしても訪問アポが入らない午後は、無理に外に出るよりも、“勝つための仕込み”時間に使うのも立派な戦略です。

  • 見込み客リストの整理
  • トークのブラッシュアップ
  • 資料の微修正や、次回アポの戦略立て

この“暑くて何もできない時間”を、「人がやらないことをやる時間」に変えられたら、結果は確実に変わってきます。


午前に集中、午後は効率的に──
夏の営業は、“体力より戦略”で差がつくステージです。

次章では、そんな夏でも突破口をつくる「アイスブレイク」や「提案の小技」をお届けします。

4. 気温35℃以上でも突破口はある!飲み物・話題・“外回り仲間”の工夫

35℃超えの日に外回り。
それはもはや「営業」というより「サバイバル」に近い感覚です(笑)。

でも、そんな過酷な日でも、アポを通し、商談を成立させている人たちは確かに存在します。
その秘密は、「ちょっとした工夫と、ちょっとした気づかい」にあるんです。


✅ アイスブレイクで“暑さ”を武器にする

気まずい沈黙のスタートより、暑さネタで場を和ませる方が、遥かにスムーズです。

💡例:

  • 「いやー、今日は35℃超えましたね。駅から来るだけで灼熱修行でした(笑)」
  • 「冷房効いてて助かりました…今日一番の“涼スポット”かもしれません」

この「ちょっとした共感」だけで、相手もクスッと笑ってくれて、
“営業トークに入るハードル”がグンと下がるんですよね。


✅ 冷たい飲み物を“提案”ではなく“プレゼント”に

営業先で飲み物を出していただく文化、まだあるとはいえ薄れています。
だからこそ、こちらから渡す「冷たいドリンク」は、驚きと感謝を生む武器になります。

実例:

  • 凍らせたスポドリミニボトル
  • 無糖のアイス緑茶(意外と喜ばれる)
  • 「今日は暑いので、よろしければどうぞ」と一言添えて

営業先が個人宅や小規模事業者なら特に効果絶大です。

💡ポイント:もちろん“渡し方”には節度を。渡すというより「共に乗り越えましょう感」を出すのが◎。


✅ 外回り仲間との“連携”でモチベーション維持

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外回りは孤独との戦い。
でも、暑さのピークに“LINEで1スタンプ”飛ばすだけでも、意外と励まされるんです。

  • 「暑すぎてシャツ5回目の交換」スタンプ
  • 「日陰どこだよ…」つぶやき共有
  • 「今からZoom避難」報告など

この小さな連帯感が、午後のもう一歩を支えてくれたりします。

💡社内SNSなどがあれば、「夏場限定・営業自撮りグループ」などの導入も、ちょっとしたモチベーションUPになります。


要するに、「暑いからこそ、ちょっとした思いやりやユーモアが効く」ということ。

次章では、この夏を乗り切る総まとめとして、“営業マインドのアップデート術”をお伝えします。

まとめ:暑さに強い営業は、先読み力とちょっとの余裕でできている

35℃を超える日、気合だけで乗り切ろうとしていた私に、
ある先輩がこう言いました。

「夏の営業は、スポーツと同じだ。勝つには“体力温存と試合運び”が重要なんだよ」

最初は笑いましたが、今となっては本当にその通りだと思います。
無理を重ねて倒れるのは、営業としても、人生としても得策じゃない。

今回ご紹介したように、

  • 時間帯を工夫して“勝てる午前”に集中する
  • オンラインを活用して“熱波タイム”を避ける
  • 暑さを話題に変えて、共感と信頼をつかむ
  • ちょっとした気づかいや工夫で、印象を残す

このあたりを意識するだけでも、夏の営業ストレスは大幅に減ります

そして何より、
“暑いのは自分だけじゃない”という視点を忘れないこと。

相手も同じように暑くて、しんどくて、でもちゃんと働いている。
そんな中で、「あ、この人、分かってくれてるな」と思われたとき、
営業としての信頼は確実に深まります。

夏は、しんどい。でも、夏だからこそ、心の距離が近づく瞬間もある。

“気温”という一見マイナスの外的要因を、“プラスの営業体験”に変えるのは、あなたのちょっとした先読みと気づかいです。

この夏も、無理せず、でもスマートに。
汗だくのライバルに、一歩差をつけていきましょう!

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