実は、口下手な人ほど営業に向いている?コミュニケーションの本当の意味 byリストル

はじめに:営業に必要なのは“話術”じゃない

「営業って、話が上手じゃないとできない仕事ですよね?」

この質問、何度聞かれたか分かりません。
実際、営業に対して「口が達者な人が向いている」というイメージを持つ人は多いものです。

でも、現場をよく見てみると、実は“口下手な人の方が成果を出している”なんてことも少なくありません。

  • 話すのが得意じゃないからこそ、相手の話をよく聞ける
  • 自分の言葉で伝えるからこそ、誠実さが伝わる
  • 無理に盛らないからこそ、信頼される

本記事では、「口下手=営業に不向き」という誤解を解きながら、
本当に信頼される営業とはどうあるべきか?を掘り下げていきます。

「話すのが得意じゃないから…」と一歩踏み出せない方に、
「実は、あなたこそ営業に向いてるんです」と伝えたい。

【第1章】口下手だからこそ“聞ける力”が身につく

営業というと「しゃべる力」が重視されがちですが、
実はもっと大事なのが“聞く力”=ヒアリング力です。

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■ 営業は「話す」より「引き出す」仕事

営業の本質は、相手のニーズや課題を正しく把握することにあります。
つまり、相手にたくさん話してもらうことがゴールなのです。

  • 「何に困っているのか?」
  • 「なぜその商品に興味を持ったのか?」
  • 「過去にどんな対応で失敗した経験があるのか?」

これらを深掘りして引き出すには、相手が自然と話したくなる“聞き手力”が必要です。

■ 口下手な人は“沈黙を怖がらない”

おしゃべり上手な人ほど、「沈黙が怖くて話しすぎてしまう」ことがあります。
でも、口下手な人は間を大切にできる傾向があります。

実はその“間”が、相手にとって「話してもいいんだ」と感じさせる、信頼の種になるのです。

■ 必要なのは“質問力”と“うなずき力”

口数が少なくても、次のような技術を使うだけで信頼される営業は可能です。

  • オープンクエスチョン:「どんな課題がありましたか?」
  • あいづち&共感:「なるほど、それは大変でしたね…」
  • 要約&確認:「つまり○○ということですね?」

こうした“聞くコミュニケーション”の方が、実は圧倒的に営業力を高めるんです。

【第2章】話すより“共感”ができる人が信頼される

「この営業さん、なんか信頼できる」
その印象は、実は“言葉の上手さ”ではなく、共感力から生まれます。

■ 相手が求めているのは「理解者」

営業先での会話の中、こんな一言がよくあります。

  • 「前の業者は、こちらの話を全然聞いてくれなくて…」
  • 「うちの業界、けっこう特殊で理解されにくいんですよ」

こうした言葉が出たとき、うなずきながらしっかり聞く人は、それだけで信頼されます。
なぜなら、お客様は「理解してくれる人」を探しているからです。

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■ 口下手な人ほど“感情に寄り添う”のが自然

  • 無理にセールストークをしない
  • 相手の言葉を繰り返すだけでも、「ちゃんと聴いてくれてるな」と感じてもらえる
  • 「あ、それ、うちもそうでした」と自分の経験を交えて共感する

これが、共感から生まれる会話のラリーです。

■ 共感は、営業の「安心感」になる

どれだけ商品が良くても、「この人、ちゃんと分かってくれてるのかな?」と不安を与えてしまえば、
お客様は契約に踏み切れません。

逆に、「この人なら話しやすい」「分かってくれそう」と思ってもらえる営業は、
自然とリピートされ、紹介まで生まれます

【第3章】上手に話さなくても“誠実さ”が伝わる営業術

営業で大切なのは、流れるようなトークスキルでも、巧みな説得術でもありません。
最も大切なのは——「この人、誠実そうだな」と思ってもらえることです。

■ たどたどしくても「自分の言葉」で話す

口下手な人は、派手な話し方や華麗なプレゼンが得意ではないかもしれません。
でもその分、“自分の言葉で伝えよう”という姿勢が前面に出ます。

  • 台本どおりではなく、気持ちを込めた説明
  • 言葉に詰まりながらも一生懸命に伝える
  • わからないことは「確認して折り返します」と正直に言える

このような態度は、「誠実さ」として伝わり、強い信頼を生みます。

■ 小手先より、信頼の積み重ね

お客様が本当に知りたいのは、

  • 「ちゃんと話を聞いてくれるか?」
  • 「この人に任せて大丈夫か?」
  • 「何かあったとき、逃げずに対応してくれるか?」

これらは、言葉のうまさでは伝えきれない部分です。
だからこそ、話し方より“在り方”が重要になるのです。

■ 苦手だからこそ“準備”が強みに変わる

口下手な人は、話すことに自信がない分、準備を丁寧にします。
台本を用意したり、質問をあらかじめ考えたり、資料を何度も見直したり。

この姿勢が、結果として「丁寧な対応」や「段取りの良さ」として評価されることもよくあります。

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【第4章】しゃべりすぎ営業の“落とし穴”とは?

「営業はしゃべってナンボでしょ?」

そう思って、張り切って話しまくる営業パーソン。
でも実は、しゃべりすぎこそ最大の“失注リスク”を生む原因になっているのです。

■ 話しすぎると「押し売り感」が出る

  • 商品のメリットを一方的に話す
  • 相手の反応を無視して話を進める
  • 沈黙が怖くて間を埋め続ける

これらはすべて、「この人、売りたいだけなんだな」と感じさせてしまう行動です。

■ 「で、結局何が言いたいの?」と言われる営業トーク

饒舌すぎる営業は、内容が散漫になりがち。
あれもこれも話してしまい、結果的に要点が伝わらないことも。

口下手な人の“シンプルな説明”の方が、お客様の記憶に残るケースも多いのです。

■ 相手の「話す時間」を奪ってしまう

営業の本質は、相手の話を「引き出すこと」です。
しかし、しゃべりすぎると、相手が話す隙を与えません。

  • 「実は、こういうことに困ってて…」
  • 「社内で、こんな意見が出てまして…」

こうした重要なヒントを取りこぼす原因になってしまうのです。

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✋ 結論:営業は“話す量”ではなく“伝わる質”がすべて

しゃべりすぎて失注した案件より、
「丁寧に聞いてくれたから、任せようと思った」と言われる方が、
圧倒的に多いという事実を、現場の営業は知っています。

✅ まとめ:口下手=短所ではない。営業でこそ活きる“強み”がある

「営業=話し上手」という固定観念。
それに引っ張られて「自分は向いていない」と感じている方がいたら、今日のこの記事でその思い込みを手放していただきたいです。


🔁 本記事の振り返り:

  • 聞き上手=営業の武器:「聞く力」が成果を生む
  • 共感力が信頼を生む:口数よりも「分かってくれる」が大切
  • 誠実さは伝わる:流暢さより、正直な言葉に人は動かされる
  • しゃべりすぎの罠:話しすぎは信頼を遠ざける原因に

口下手であることは、決して「営業に不利」なことではありません。
むしろ、相手と丁寧に向き合える素養を備えているということ。

営業という仕事は、商品を売る前に「信頼を買ってもらう」仕事です。
その信頼は、話し方よりも“人柄”と“聞く力”から始まります。

💬 「話すのが苦手な自分だからこそできる営業がある」
そう自信を持って、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

あなたのその“口下手さ”が、誰かの心を動かす強みになる日がきっと来ます。


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