はじめに:営業ツール、ちゃんと“味方”になってますか?
SFA?CRM?正直よく分からないし、開いてみても何を入力すればいいのか…
気づけば「またエクセルに戻ってる」――そんなあなた、実はまったく珍しくありません。
私も以前はそうでした。ツールを使えば「営業が効率化する」と聞いたのに、実際は逆に手間が増えたような気がして…。
でもある時、SFAとCRMは“ツール”ではなく、“営業プロセスを可視化して強化するレンズ”だと気づいてから、少しずつ結果が変わり始めました。
この講座では、そんな“ツール迷子の営業”だった私がたどり着いた
「SFA/CRMをムリなく使って成果につなげる3つのステップ」を、超初心者向けにやさしく解説します。
専門用語もかみ砕いて説明しますので、
「これまで誰にも聞けなかった…」という方も、どうか安心してくださいね。
それではまず、「SFAとCRMって、そもそも何?」というところから始めましょう!
第1章:そもそもSFAとCRMって何?
「SFA」「CRM」――営業会議やツールの紹介資料でよく見かけるこの言葉。
でも、「説明できる?」と聞かれると、なんだかモヤッとしませんか?
◆SFAとは?営業の“地図”を描くツール
SFA(Sales Force Automation)とは、直訳すると「営業活動の自動化」。
もっと噛み砕いて言えば、営業の動きを“見える化”して、管理と分析をしやすくするツールです。
💡 SFAでできること(例):
- 商談の進捗を一元管理(いつ・誰に・どんな話をしたか)
- 案件のフェーズ(初回面談・提案済・契約目前など)を整理
- 営業ごとの成果や活動量をレポートで可視化
🔍 用語解説:SFA
Sales Force Automationの略。営業プロセスを効率化・標準化するためのツール群。代表例は「Salesforce」「Sansan」「kintone」など。

◆CRMとは?顧客との“記録と信頼”を積み重ねる道具
CRM(Customer Relationship Management)は、直訳すると「顧客関係管理」。
ざっくり言うと、顧客情報を記録し、継続的に関係を深めていくためのツールです。
💡 CRMでできること(例):
- 顧客の属性(業種・役職・購入履歴など)を一元管理
- 過去のやり取りや問い合わせ内容の記録
- 誕生日や更新時期など、“接点”のタイミングを通知
🔍 用語解説:CRM
Customer Relationship Managementの略。顧客情報を活かして、営業やマーケティングの精度を上げる考え方とツール。代表例は「HubSpot」「Zoho CRM」「Salesforce」など。
◆SFAとCRMの違いって?
- SFA(営業支援システム)とは?
- 営業の動きや商談の進捗を“見える化”するツール
- 活動履歴や案件の状況を記録・管理することで、営業の効率化を図る
- マネージャーが営業チームの動きを把握し、戦略的な指導が可能になる
- CRM(顧客関係管理)とは?
- 顧客との関係を“蓄積・育成”するツール
- 顧客の基本情報や過去のやり取り、購入履歴などを一元管理
- 継続的なフォローや信頼構築に活用できる
- 主な違い
- SFAは「営業活動の可視化と管理」が目的
- CRMは「顧客との関係を深める」ことが目的
- 営業の“今”を捉えるのがSFA、顧客との“長期的な関係”を築くのがCRM
この章のまとめ:
SFAは営業の「現在地」を示す地図。CRMは顧客との「絆」を築くノート。
この2つを味方につければ、営業活動はもっと“戦略的”になります。
次章では、いよいよ実践編――
「SFA/CRMをうまく使いこなすための3ステップ」をお伝えします!
第2章:SFA/CRMを使いこなす3ステップ【実践編】
「よし、SFAとCRMの違いは分かった。じゃあ、どう使えばいいの?」
ここでは、営業の現場で本当に成果を出している人が実践している、3つのステップを紹介します。
◆STEP 1:使うことを目的にしない。営業ゴールから逆算する
よくある失敗が、「とにかく入力しなきゃ」とSFAを日報代わりにしてしまうこと。
でも、それでは単なる“作業”で終わってしまいます。
✅ ポイント:
- 「この商談はどこで止まりやすい?」
- 「顧客は何に興味を持ってくれた?」
- 「受注までに平均何日かかってる?」
これらを知りたいからSFAを使う――目的が先、ツールは後なんです。
◆STEP 2:CRMは“育てるノート”。こまめなメモが信頼につながる
CRMは「顧客の履歴書」。
商談だけでなく、何気ない一言や気になった発言も記録しておくと、次回の商談で大きな武器になります。
💡 こんなメモが後で効く!
- 「コーヒーはブラック派」「ゴルフ好き」「今期の悩みは人材育成」
- 「〇月に社内稟議があるから、その前に資料を送ってほしい」

🔍 用語解説:リードナーチャリング
「見込み顧客を継続的に育てる活動」のこと。CRMへの記録や定期フォローがこれに当たる。
◆STEP 3:入力は“簡単・定型化”がキモ。1分以内に終わる仕組みを作れ
営業の現場で一番の敵は「入力が面倒くさい」。
だからこそ、入力の手間をとことん削減する仕組み化が必要です。
✅ オススメ習慣:
- 商談直後にスマホで「音声入力メモ」を残す
- 「次のアクションだけを入力」する最小記録方式を採用
- 項目は3つ以内に絞る(例:商談の温度感/課題/次回予定)
システムに合せるのではなく、現場に合わせて仕組みをチューニングすることが成功の鍵です。
この章のまとめ:
SFAは“未来の受注”を可視化し、CRMは“信頼の履歴”を育てるツール。
使いこなすコツは、「ゴールから逆算し、入力をラクにする工夫」にあります。
第3章:成果につながるSFA/CRM活用事例と落とし穴
どんなツールも、“使い方”次第で天国にも地獄にもなります。
ここでは、成果を上げたリアルな活用事例と、よくある落とし穴を紹介します。
◆成功事例①:放置されていた過去顧客からリピート獲得
ある中小IT企業の営業チームは、CRMに登録された過去の失注案件を整理。
1年以上コンタクトのなかった顧客に対して「その後いかがですか?」と定期フォローを実施。
すると、顧客側ではちょうど再検討のタイミングだったことが判明し、翌月に受注が決定。
📌 CRMに“眠っていた情報”を活かした好例
◆成功事例②:SFAで営業会議の質が激変
とある営業チームでは、SFAの入力項目を「次回アクション」「受注確度」「課題」の3つに絞り込み、週1の会議で全員がそれを共有。
雑談だった会議が、「どうすれば次回に進めるか?」を建設的に話す場に変わり、受注率が1.4倍に向上。

📌 SFAが“報告ツール”から“改善の道具”になった瞬間
◆よくある落とし穴①:「入力だけして見返さない」
ありがちなのが、入力がゴールになってしまうパターン。
ツールは“使い捨てメモ帳”ではありません。記録を分析し、次の行動に活かすことが本質です。
◆よくある落とし穴②:「現場の声を無視して項目だけ増やす」
管理者側が「これも欲しい」「あれも記録して」と項目を追加しすぎると、現場は疲弊し、入力離れ→形骸化へまっしぐら。
大切なのは、「何のためにこの情報が必要なのか?」を共有し、必要最小限で回す工夫です。
この章のまとめ:
成功は「続けられる仕組み」と「活用する文化」から生まれる。
SFA/CRMは入力して終わりではなく、“読み返して、活かしてこそ”価値があるのです。
まとめ:SFA/CRMは“結果を変える味方”になる
SFAやCRM――最初は「なんだか小難しい」と感じるかもしれません。
でも、本当に大切なのは“何のために使うのか”という目的意識と、使いやすくする工夫です。
- 無理に完璧を目指さなくていい
- 自分のスタイルに合わせて、小さく始めていい
- 入力のために使うのではなく、“営業を成功させるため”に使う
この視点さえ持てれば、ツールはきっと、あなたの一番心強い味方になります。
🔍 最後に:用語のおさらい
- SFA(Sales Force Automation)
営業プロセスの見える化・効率化を支援するツール。例:Salesforce、kintone など。 - CRM(Customer Relationship Management)
顧客との関係構築・維持を目的としたツール。例:HubSpot、Zoho CRM など。 - リードナーチャリング
見込み顧客との継続的な信頼関係づくり。
営業にとって最も大事なのは、“売ること”ではなく“選ばれること”。
そのために、SFAやCRMを味方につけて、あなたらしい“営業の進め方改革”を始めてみてください。

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