はじめに:営業マンにも“デジタルの味方”がいる時代
昔は「資料送って終わり」だった…
かつての私は、飛び込みと気合で勝負する営業マンでした。資料を送っても、その後どうすればいいか分からない。気がつけば“検討中”のままフェードアウト…。
でも今は違います。お客さんがメールを開いたか、資料を見たか――そんな“見えなかった動き”が、手に取るように分かる時代です。
それを可能にするのが「MA」
マーケティングオートメーション(MA)ツールを使えば、見込み客の関心度を“スコア”で可視化し、最適なタイミングでアプローチできます。
「マーケの話でしょ?」
「うちは営業だけだから関係ないよ」
いえいえ。MAは、営業マンの最強の相棒になります。
特に、電話やメールで活動する「インサイドセールス」との組み合わせは抜群。
このブログでは、そんなMA活用の“営業マン目線での極意”を、わかりやすく・楽しく・実体験を交えてお届けしていきます。
第1章:MAツールって何?営業パーソン視点でざっくり解説
「なんか難しそう…」という第一印象、わかります
「マーケティングオートメーションって聞くと、なんかITっぽくて難しそう…」
営業仲間の多くが、最初はそう感じていました。正直、私も同じでした。カタカナ用語に苦手意識があると、最初の一歩が遠いんですよね。
でも実は、MAって“営業にこそ効く”ツールなんです。

MAツールの役割をざっくり言うと?
簡単に言えば、「見込み客を自動で追いかけ、関心度を可視化してくれる」営業サポートツールです。
営業マンが一人で何百人もフォローするのは現実的じゃありませんよね。MAを使えば、下記のような“人力では無理なこと”が可能になります。
🔧 MAツールの主な機能
- メール自動配信
→ 登録日や過去の行動に応じて、個別にステップメールが自動で送られます。 - 行動トラッキング
→ 見込み客が「どのページを何回見たか」「資料をダウンロードしたか」などを記録。 - スコアリング
→ 閲覧やクリックなどの行動に応じて“点数”がつき、関心度が数値化されます。
たとえば、こんなイメージです
あなたがオンライン資料を送ったとします。
- 1日後、その相手が資料を開封 → 10点
- さらに料金ページを見た → 30点
- そして翌日、導入事例ページを3回閲覧 → 50点
ここまでスコアが溜まると、MAツールが「この人、今アツいです!」と教えてくれるわけです。
💡 難しいことは“裏で”やってくれる
「設定とか管理が大変そう…」と思われがちですが、初期セットアップさえしておけば、あとは自動で回る仕組みになります。
営業マンは、ホットなリードに集中すればいい。
「今すぐ連絡すべき相手」が一目でわかるようになるので、追客のムダが大きく減ります。
ポイントまとめ
- MAは「見込み客との接点を増やす装置」
- 営業活動の“見えなかった部分”が数値で見える
- 対応すべきリードが明確になる=営業の精度と効率がUP!
次章では、このMAを活用して「どうやって見込み客を獲得し、育てていくのか?」を、実際の流れに沿って解説します
第2章:見込み客の獲得と育成を自動化する方法
「見込み客を集める」って、簡単じゃない…
「とにかくリストがないと、営業できないよなぁ」
これは、私が20代の頃、上司によく言われていた言葉です。でも、そのリスト、どうやって集めるのか?が一番の難題なんですよね。
昔は展示会で名刺交換したり、電話帳みたいな名簿を買ったりしてましたが…今はもっと効率的で“自動化された仕組み”があるんです。

MAを使った“自動のリード獲得”とは?
まずは「見込み客(リード)」を集める仕掛けづくりから。
🔽 代表的な方法はこちら:
- 資料請求ページの設置
→ PDFやeBookなど、お役立ち資料をプレゼントにしてメールアドレスを取得。 - セミナー申込フォーム
→ ウェビナー登録時に名前・会社・課題などの情報を取得。 - メルマガ登録
→ 定期的に役立つ情報を送りたい人のリストが集まります。
これらの仕掛けに申し込んだユーザーが、自動的にMAツールに登録され、そこから“育成”が始まります。
ナーチャリング(見込み客育成)って何するの?
「まだ買う気はないけど、ちょっと気になる」
そんなお客さんに、無理なく興味を高めてもらうプロセスが「ナーチャリング」です。
🔁 よくあるナーチャリング手法:
- ステップメール
→ 登録から数日ごとに、自動でメールが送られる(例:「課題整理→導入事例→無料相談案内」) - 行動に応じた分岐
→ 「料金ページを見たら次は事例を送る」など、Web行動で次のアクションが変わる。 - 興味に応じたコンテンツ提供
→ セグメント別にメールやLPの内容を変えて、響く情報だけを届ける。
MAが全部、自動でやってくれる
営業マンが一人でこれを全部やるのは不可能。でも、MAツールなら:
- ステップメールは「一度作れば放っておける」
- 行動ログは24時間リアルタイムで蓄積
- 反応が良い人を抽出して通知
つまり、“育てながら、選別して、通知してくれる”万能な秘書みたいな存在なんです。
📌 ポイントまとめ
- MAツールを使えば「リード獲得→育成→営業渡し」が自動で回る
- 見込み客の温度感を少しずつ上げていく仕掛けが重要
- 営業マンは“売れる兆し”のある相手だけに集中できる
次章では、いよいよその「売れる兆し=ホットリード」を見極める“スコアリング”の話に進みます。
第3章:スコアリングで“ホットリード”を見極める
「今、連絡すべきお客さん」がすぐに分かる!
「リストはたくさんあるけど、誰から電話すればいいか分からない…」
これは、営業あるあるの悩みです。特にインサイドセールスだと、“見込み度の高さ”が見えないまま手当たり次第にアプローチして、空振りが続くことも。
そこで役立つのが、スコアリング機能です。

📊 スコアリングって何をしてくれるの?
ざっくり言うと、「お客さんの行動に点数をつけて、温度感を数値で見える化する仕組み」です。
たとえば、以下のように設定しておくと…
行動内容加算されるスコアメール開封+5点資料DL+20点料金ページ閲覧+30点問い合わせフォーム到達+50点
…といった感じで、どんどんスコアが蓄積されます。
ホットリードは「点数」で判別!
MAツールでは、たとえば「スコアが80点以上になったら通知」というルールを設定できます。
つまり、
「今、このお客さん、めちゃくちゃ興味ありますよ!」
と自動で教えてくれる。
これ、ものすごく便利です。
実際、私があるMAツールを導入したクライアント企業では、“スコア80点以上の顧客に絞って架電したら、アポ率が2倍以上に”なったというデータも出ました。
“行動”は嘘をつかない
大事なのは、「言葉より行動を信じる」ということ。
電話口で「検討中です」と言いながら、直後に事例ページを見ていたり、セミナーに申し込んでいたりするケース、意外と多いんです。
そういった“熱のある行動”を見逃さずにキャッチするのがスコアリング。勘や運に頼らず、確度の高い顧客に集中できる。これが、営業の生産性を一気に高めてくれる理由です。
📌 ポイントまとめ
- スコアリングで“温度感の高い顧客”を見える化
- スコアが閾値を超えたら、自動通知で即アプローチ
- 数値に基づく判断で、勘や思い込みのムダ打ちが激減
次章では、こうしてスコアで選別した“ホットリード”に、どうやってインサイドセールスで効果的にアプローチするか――その実践方法を紹介します。
第4章:インサイドセールスとの連携&ツール活用の最前線
営業は、もはや“電話一本”じゃ動かない
「ちょっと気になって電話しただけなんだけど…まさかの即決」
そんな“奇跡の受注”が稀にあった時代も、今では昔話になりつつあります。お客さんは、情報収集→比較→検討を自分でじっくりやるのが当たり前になりました。
だからこそ、インサイドセールス(電話・メールを活用した非対面営業)においても、「MAツールとの連携」が成否を分けるカギになります。

MAが“事前情報”を整えてくれる
営業電話でありがちなのが、「この人、誰?何に興味あるの?」が分からない状態で話を始めてしまうこと。
でも、MAと連携していれば:
- 過去に何を見たか
- どんな資料をDLしたか
- 直近の行動(メールクリック、料金ページ閲覧など)
…がすぐに確認できるんです。
「先日、〇〇の資料をダウンロードされてましたが、実際に使い道はイメージ湧きましたか?」
こんな風に、相手に“関心を持っている”と伝わる会話ができるだけで、反応率が大きく変わります。
ホットリードはリアルタイム通知で逃さない
スコアが一定値を超えた瞬間に、Slackやメールで営業チームに通知が飛ぶように設定すれば、ホットな状態の見込み客に即アプローチが可能になります。
しかも、「あ、この人さっきフォーム見てたのか」といった行動ログを見ながら架電できるので、無駄なヒアリングも不要です。
アプローチ手段は“人力”だけじゃない!
MAツールのすごいところは、「電話NG」や「興味はあるけど今じゃない」という人に対しても、自動でコンテンツを送り続けられること。
- 架電NGの相手には、自動で事例紹介メール
- 開封しなかったら、件名を変えて再送
- セミナー情報などで定期的にリマインド
これなら、人が動かなくても“関係性”は育っていくんです。
組織連携こそ、成功のカギ
MA×インサイドセールスは、「ツールだけあればうまくいく」ものではありません。
大切なのは、マーケティングチーム・営業チーム間の情報連携と運用ルールの明確化。
- 「ホットリード」の定義を共通化
- フォローの優先度や担当を明確に
- 情報共有の仕組み(SFA/CRMとの連携)を設計
これらをしっかり整えることで、“MAを活かせる組織”が完成します。
📌 ポイントまとめ
- インサイドセールスは、MAの“行動データ”をフル活用すべし
- 架電+自動メールのハイブリッドで、リードを逃さない
- マーケ・営業の連携設計が、成果の再現性を生む
まとめ:営業革命はあなたの手の中に
昔ながらの営業スタイル、限界を感じていませんか?
私も、かつては飛び込み・根性・一発勝負の営業マンでした。汗だくで名刺を配り、電話をかけ、断られても気にせずアプローチを続ける日々。
でも、ある日ふと思ったんです。
「このやり方、ずっと続けられるのか?」
そして出会ったのが、MA(マーケティングオートメーション)という“新しい武器”でした。
MA×インサイドセールスが変えた営業の世界
- 自動で見込み客を集めてくれる
- 興味を持ってくれた人をじっくり育ててくれる
- 今がチャンスの“ホットな相手”を教えてくれる
かつて感覚でやっていた営業活動が、データと仕組みで再現可能になりました。
そしてそれは、決してマーケ部門だけの話ではありません。
むしろ、営業パーソンこそ活用すべき時代なのです。
あなたの営業力に、“武器”を持たせよう
営業という仕事は、泥臭くて、人間くさくて、でもとてもクリエイティブで、面白い仕事です。
だからこそ、こう思います。
- 感情に訴える“話術”も大事
- 人間関係を築く“真心”も大事
- でも、“仕組みと数字”も使えるようになれば、無敵です

あなたの営業活動を応援します!

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